毎年登っていますのでぜひ参考にしてください。

現在のあなたのことを教えてください!

38歳の女性です。

普段それほど登山が好きなわけではありませんが、
ここ数年ほど毎年友人と共に富士登山に挑戦しています。

今年で計8回登頂成功しました。


富士登山をした当時のあなたについて教えてください。

初めて富士登山に挑戦したのは20代後半で、
学生時代の友人と登りました。
あとは姉妹で1回ほど登ったことがあります。

3回目以降は一人だったり、富士山に登りたいという
友人と一緒にで登っています。

登山ルートは主に須走ルートが多いです。
吉田ルートも1回だけ利用しました。

なぜツアー参加するのでなく、個人で計画したのか教えて下さい。

富士登山を始めた時から、いつも個人での登山を選択しています。
ツアーの場合はいろいろと行動が制限されてしまうし、
自分のペースで登りづらいのがわかりきっていたので個人で行っています。

富士山までの移動は、電車とバスを乗り継いで行ったこともありますし、
ここ数年は自家用車で行っています。

登山日程について教えてください。

今年の登山は7月中旬の平日に友人と一緒に出かけました。
日程は富士山須走口に通じる「ふじあざみライン」のマイカー規制にかからない日の中から
大まかに決めておいて、天気予報と照らし合わせながら数日前に登山日を決めました。

登山日は、早朝に自宅から車で出発し、
高速道路とふじあざみラインを経由して須走口五合目まで行きました。
五合目に着いてからは装備を整えたり身体を高度順応させるために1時間ぐらい休憩し、
正午過ぎに登山を開始しました。

登りが苦手なので標準ペースの2倍ぐらい時間をかけ、
かなりゆっくりのペースで進みました。

7合目の山小屋「大陽館」に予約をとっていて、到着したのは18時半ぐらいでした。

晩ごはんは19時過ぎぐらいにいただきました。
その後は友人とお話ししたり
外に出て星空を眺めたり、明日の準備をしてから、21時過ぎに就寝です。

翌朝は4時半頃に起床し、山小屋の外に出てご来光を迎えました。
その後5時ぐらいに山小屋で朝食をとり、6時ぐらいに出発。

相変わらずスローペースでしたので山頂に到着したのは12時半ぐらいでした。
山頂で1時間半ほど休憩したり持参した食事をとった後に下山開始して、
五合目に戻ったのは18時半ぐらいでした。

登下山の際に立ち寄る山小屋では、それぞれおよそ20分ぐらいずつ休憩していました。

事前の準備について教えてください。

私の登山用品は全部自前のものです。
友人は神戸アウトドアでレンタルしました。
私の過去数回の登山経験から神戸アウトドアでレンタルされている商品は
富士登山で役立つ物ばかりで、価格もお手頃、富士登山が初めての
友人でも使いこなせると思ったので、ここでレンタルするように伝えました。

私の登山装備は、レインウェア、登山靴、ザック、砂よけカバー、帽子、
ランニングシャツ、長袖シャツ、スポーツ用のハーフパンツと登山用着圧タイツ、
帽子、ヘッドライト、軍手、金剛杖、靴下、サングラス、携帯酸素といった基本的登山用品です。

あとは就寝用の耳栓とマスク(就寝時と下山時の砂よけ)、身体を拭くボディシート、
タオル、簡単な化粧道具と日焼け止め、小銭入れ、携帯、
山頂から絵葉書を出す時に使うボールペン、つらくなった時に音楽を聴くためのipodです。

友人は何も装備がありませんでしたので9点セットをレンタルしていました。
私が持っていたスポーツ用のシャツとハーフパンツは貸してあげました。
その他細かい持ち物は私と同じです。
行動食はおにぎり3つ、あとスティックバータイプのキャンディ2本、カットフルーツ、
真空パックのサラダ、菓子パン2つ、ミニキットカット5袋ぐらい、
ビニールパックに入っている300mLのスポーツドリンク4つです。

結構多いほうなので荷物が重くなるのですが、
山小屋で買うと高くつくのと、食べていくうちに荷物が軽くなってラクになるので、
自分の好きなものをできるだけしっかり持っていっています。

私は何度も富士登山の経験があり、自分の力量を分かっているので
多くの荷物を持っていきましたが、
友人にはできるだけ荷物を減らすように指導しました。

その為友人は、荷物は少な目で現金を多く持ってきていました。
私の行動食なども一緒に食べました。

登山にあたって体力づくりなどは特にしていません。

普段から特に何も運動はしていませんが、
無理なく自分のペースである程度時間をかければ
登れることがわかっているので何もしていません。

女性ならではの事情で工夫したことやメイクについて教えてください。

登山中はあまりこまめに日焼け止めを塗ることができないので、
登山開始前にたっぷり日焼け止めを塗っています。

あとは帽子をできるだけつばの広いものにしたり、
下山時も早めにマスクをつけて顔が日焼けしづらいように心がけています。

あと化粧品ですが、
アイライナーを固形のペンシルタイプのものにしています。
一度リキッドタイプのペン型を持参した時に、
ふたを開けたら気圧の影響で中身がこぼれてしまったことがありました。



登山当日の服装はどのようにしましたか?

登山開始時はレインコートと長袖シャツとTシャツ、
下はハーフパンツとスパッツを着てスタートしました。

登ると暑くなってくるので身体が温まったらレインウェアを脱ぎました。
レインウェアは寒い時に着て、暑い時には脱ぐといった感じで体温を調節するために使っています。

山頂や下山時もほぼ同じ服装ですが、
登山中はこまめに着替えたりとかできないので、
衣類の脱ぎ着を最小限にできるよう工夫した結果このようなスタイルになりました。

山小屋の中でもほぼ同じ服装で、
足が締め付けられる着圧タイツだけ脱いでいます。

靴下は普段よりも分厚い素材のものを履いて、
靴擦れを防止しています。
靴下とTシャツと軍手だけ、翌日用の替えを1枚ずつ持って行っています。

ウエアも通気性や速乾性に優れたものを使っています。
登山の回数が増えるごとに少しずつ買い揃えました。

特にTシャツは素肌にいちばん近い衣類ですので、
化繊のドライシャツを選んでいます。
スポーツブランドのミズノとデサントの製品が多いです。
Tシャツをそれなりにいい製品へ替えたらかなり快適になりました。



当日の天候の変化について教えてください。

登山開始〜下山まではほぼ晴れていましたが、
2日目の登り・8合5勺のあたりで一時的な強い雨が降りました。

山小屋の中には入れないので、
建物に寄って少しだけ雨が当たりづらいところに避難していました。

通り雨だったので20分ぐらいしたら雨もやんで少しずつ晴れ間が見えてきました。

登山前に予め天気予報を見て日程を選択しているので、大きく天候が崩れたことはありません。

思い出話をお願いします!

歳のせいか年々ペースが落ちているような気がします。
登りは特に苦手なので、他の人の半分ぐらいのペースになっています。
反面、下りは非常に得意で他の人よりも速いためザクザク下りるのですが、
衝撃が延々かかるため足のダメージが半端ないです。

五合目に着いた途端に一気に筋肉痛が襲ってきますし、
登山から帰ってから4〜5日ぐらいは筋肉痛が続いています。

登山の道中はただただキツいと思うばかりですが、
途中の山小屋で知らない人と会話したり、
たまにキャンディやチョコレートを交換したりするのがちょっとだけ楽しいです。

あとは頂上の鳥居と狛犬が見えた瞬間はひたすら嬉しさをかみしめます。

山頂でもムダに写真を取りまくっています。
一度だけお鉢めぐりをして剣が峰(3,776m地点)に行けた時もすごく嬉しかったです。



初めて富士登山に挑戦する登山初心者の方へアドバイスをお願いします。

絶対に弾丸登山はしないこと。これが第一です。
山小屋泊で1泊2日のスケジュールであれば、登頂成功までの確率が上がると思います。

お住まいの場所やスケジュールにもよりますが、
富士山の近くで前泊または後泊してゆとりのある日程にしておいた方がさらに確実です。

装備に関しては、レインウェアと登山靴だけは、
スポーツショップで売っているようなしっかりとした商品を購入する、
またはレンタルがおすすめです。

レンタルするのであれば、いろいろなものをリュックサックに詰める作業などもありますので
自宅にお届けされるタイプのほうがおススメです。
現地でのレンタルは長蛇の列ができていたり、ゆっくり準備できず、
当日の登山スケジュールにかなり影響が出るのであまりお勧めできません。

リュックサックには、できるだけ荷物を詰め過ぎないことです。
無意識のうちに呼吸の妨げにもなりやすく高山病のもとにもなりやすいです。

登山ルートに関して、個人で行かれるのであれば須走ルートをオススメします。
須走ルートは途中まで山の中を抜ける道ですので風景の変化が楽しめますし、
登山客が少ないので自分のペースで登りやすいです。

吉田ルートは団体客が非常に多く、
早いペースの団体が来たら道を譲らなければいけないので少々面倒です。

団体ツアーに参加される場合は、
普段から山歩きをしているような健脚であることが条件です。

パっと見の印象ではかなり早いペースで進まれています。
逆に言うと健脚であって山登りのペースがわからない人であれば、
団体客についていけばスムースに登ることができるでしょう。

あとはきちんとした装備があって、
健康状態さえ万全であれば大丈夫だと思います。

必ず睡眠をきちんととって身体の疲れがない状態で挑んでください。
よほどのことがなければ富士山は逃げませんので、
毎年夏が来れば必ず登山のチャンスはあります。くれぐれも決して無理はしないで下さい。

富士山の自然はなかなか見ごたえがあります。
まあ富士山に登ったぐらいで人生観が変わるようなことはないかもしれませんが、
人生の思い出の一つにはなると思います。