故障かな?と思ったら

故障かな?と思った方は以下の症状をご確認下さい。
以下のケースは故障ではありません。
どんな高級な道具でも同じ症状は起こります。

トレッキングポール(ストック)について



トレッキングポールは出荷前に負荷をかけて自動的に緩むことが無いか
確認を行っています。そのため、仮にお客様の手元に商品が届いたのち、
以下の症状が発生した場合は理由があります。

復旧方法も記載していますのでご確認下さい。


▼トレッキングポールを固定したいけど何回ポールを回しても固定できない。

ポールのロックプラグ(固定システム)を限界まで緩めたため、
プラグが逆方向に固定されています。

ポールは以下のように接合部分をとりはずすことができます。
取り外して確認してみてください。



以下の右側の写真のようになっていませんか?



このようになっていた場合は下の写真のように白い部分を指でつまんで
ポール側を時計回りに回してロックプラグのネジが少し頭を出す程度に緩めて下さい。
そしてポールの中にもう一度収納して下さい。



慣れると10秒程度で出来ることです。


▼トレッキングポールを長くして固定した。その後、短く戻せなくなった。

原因は2点あります。

1:キツく締め付け → 内部がとても濡れた状態で時間が経過した

まずポールをキツく締め付けた後に、
雨などで内部が濡れてしまう。
そしてその状態で山小屋で放置したり長時間使用し続けると
ロックプラグがキツイ状態でプラグとポールが滑りあい、
プラグが緩まらずに短くならなくなることがあります。

その場合は内部を乾かさなければ元に戻りません。
長いままで結構ですのでそのまま返却して下さい。


2:ストップラインを超えて固定したので曲がったため戻らない

この状況は商品の不具合・故障ではなく、お客様の不適切な使用による破損です。 破損金額請求対象となります。
ポールにはストップライン(ここまでしか伸ばさないで下さい)というラインがあります。
そのラインを超えた状態で使用すると必ずポールが曲がり壊れ、短く収納できなくなります。




▼固定したトレッキングポールがしばらくすると緩む。

ポールが固定できていたのに歩くうちに緩むのは癖が影響していることが多くあります。
歩く時にポールを地面に突く際、手首が外側に回る人が稀にいます。
片方だけ何度も緩む方は一度どんな風にポールを地面に突いているのかご確認下さい。



ヘッドライトについて



ヘッドライトは送付前に点灯チェックを行っています。
100%点灯するライトのみ送付しているので
点灯しない場合には以下のケースが理由となります。

▼点灯しない
自宅で電池キャップを開けたあと、強引にキャップを締めたことが理由です。
電池キャップには以下のように本体側とキャップ側に印があります。
この印を合わせずにキャップを締めた場合は、100%点灯することはなく、
キャップを再度開けることがとても困難になります。

上記のような状態でフタが開かなくなってしまった場合、
ペンチなどを使用し無理やりこじ開ける以外解決方法はありません。






商品の品質には万全を期しておりますが、
万一上記以外の故障と思われる症状が発生した場合は、すみやかに倉庫直通ダイヤルにてご相談ください。
弊社の機材メンテナンス担当から、解決方法をご案内させていただきます!

山登りが初めての方へ

山登りが初めての方へ
登山は自然が相手のアウトドアスポーツです。
安全に登山するためには、予期せぬ事態にすぐに対応できるように、事前に準備と練習を行うことが不可欠です。
良い例悪い例

以下の質問に自信がない方は、宅配レンタルまたは、事前購入をお勧めします。

↓

荷物のパッキングは当日すみやかに行うことができますか?

パッキングと言ってもただ、荷物をリュックに詰めるだけではありません。
重量が分散されるように背面に近い部分に重い荷物を入れて、背面から遠い部分には軽い荷物を収納します。
また、行動食のように頻繁に取り出すものは取り出し易い場所に収納します。

実際に登山に行く用意をすると、思った以上に荷物が多くなります。
すべての荷物を用途に応じて的確に収納するには、時間と経験が必要になります。
初心者の登山者はご自宅で自分に合った収納を考えて頂くことをおすすめします。
起こりうるトラブルの例

準備に時間がかかり、ツアーグループの出発に遅れたり、
時間がなくなる事でスケジュールに余裕が無く、登頂できなくなることがあります。
場合によっては、焦って怪我や事故が起こるケースもあります。時間に余裕を持つことはとても重要です。

登山中、急な雨で雨具やスパッツをすぐに着用し、自分の体に合ったフィッティング調整が可能ですか?

すみやかに着用、調整できるように事前に練習しておくと、道具を有効活用して登山中の天候変化にすぐに対応でき、 快適に登山できます。また道具のおかげで登頂率も格段にアップします。
起こりうるトラブルの例

富士山の雨は下から吹き上げてくることもある程強烈です。
しっかりとフィットするように自分自身で調整できなければ、真冬並の気温下で雨水が体にしみこんできます。
雨具だけでなく、すべての道具の調整方法は予め理解しておく必要があります。

トレッキングポールをリュックに装着できますか?

トレッキングポールは登山中に使用するととても便利ですが、
富士山など岩場が多い場所ではポールを短く収納しリュックに装着しておくほうが両手が自由になり、
怪我のリスクを減らすことができます。
この装着方法は、さっき一度聞いたからもう完璧。とはいきません。練習が必要です。
起こりうるトラブルの例

トレッキングポールをリュックに適当に装着したので、気付くと紛失してしまい、
その後の登山に使えず、とても辛い思いをしたケースがあります。
またリュックへの装着方法がわからず、持ったまま岩場を登り下りした結果、滑って怪我をした方もいます。

初めて履く登山靴、普通の靴と同じだと思っていませんか?

登山靴を初めて履くと普段の靴よりも作りが頑丈で、足回りががっちりとしているため、
足首が動きにくく、初心者は動きがぎこちなくなりがちです。
そのため、事前に登山靴を履いた状態での歩行に慣れる必要があります。
慣れずに歩行を続けると、歩きにくさで逆に疲労がたまってしまうこともあります。
起こりうるトラブルの例

足が異常に疲れてしまい、登頂できないという方もいらっしゃいます。自分にあった紐のきつさを見極めるのも事前準備では重要です。

当日準備から、よーいドンで10時間近く歩く自信がありますか?

想像してください。マラソンのように途中リタイヤして終了とはいきません。
スキーのように道具の調子が悪いから滑りきったら交換または調整、なんてわけにはいきません。

山ではリタイヤ=レスキュー要請です。

神戸アウトドアでは、登山を楽しんでもらいたいからこそ、出来るだけ、事前にリスクを小さくしておくことを強くおすすめします。
毎年準備不足により、様々な事故が富士登山では発生しています。
同じ状況にならないためにも、しっかりと準備して登山に臨んでください。