準備不足から学び、無事2回目で登頂できました。

現在のあなたのことを教えてください!

30才。女性です。

ハイキングや登山は好きですが常に登山をしているわけではなく、
特に経験があるわけではありません。


富士登山をした当時のあなたについて教えてください。

富士登山をしたのは28才の時です。

会社の先輩で富士登山に興味がある人がいたので一緒に出かけました。
登山ルートは「吉田ルート」です。

初心者でも登れるし駐車場が完備されているのと、
5合目で楽しめる施設がそろっているのでこのルートを選択しました。



なぜツアー参加するのでなく、個人で計画したのか教えて下さい。

個人で行きました。出発時間や集合時間など時間を拘束されるのが嫌だったし、
自分たちのペースで登りたいと思ったからです。

また、自家用車で十分移動ができる距離だったからです。

そもそも、富士登山にツアーがあることを知らず、
全くツアーは最初から考慮しませんでした。


登山日程について教えてください。

8月の平日に1泊2日ででかけました。
たまたま登山メンバーと自分の休みがその日だったからです。

また平日の方がすいていると思ったのと、寒いのが嫌いな割には、
防寒対策をするのも面倒で荷物が増えるのもおっくうだったので、
少しでも山頂の気温が高い可能性がある真夏に登った方が良いと思ったからです。

一度富士登山に挑戦をしたことがあるのですが、
7合目を超えたあたりで高山病にかかりやむなく断念をした経験があります。

またこの時にはきちんとした装備を準備しないで行ったので、かなり過酷でした。
雨も降らなかったので、その時はラッキーだったと思います。今思い出すとちょっと怖いです。

そのため高度順応させるため5合目でゆっくり時間を取りたいと考えていました。

また、ご来光を見る予定だったので8合目に17時頃には到着したいと考えていました。
そのため、5合目に10時頃に到着するように出発し、
早めの昼食をとりお昼ごろに5合目を出発し、ほぼ予定通り8合目に17時ごろに到着しました。

山小屋では高山病の発症が怖かったのと疲れをとるために、
あまり動き回らないようにし、おしゃべりを楽しむのも極力避け、
静かにのんびり過ごしました。

無地登頂を終え、
ご来光を拝んだあとは山頂を1時間30分ほどのんびり散策をしたり
写真を撮ったりし、山頂の景色と気分を堪能してからゆっくりして下山をしました。

5合目に到着したのは午前11時頃です。

事前の準備について教えてください。

とくに富士登山に向けての体力作りは行っていません。
また、日頃から運動を心掛けているわけでもありません。

富士登山では、神戸アウトドアで7点セットをレンタルしました。
帽子や手袋などは自分で準備できると思ったので、このセットが一番いいと思いました。

他には、小さくできるダウンジャケット
サングラス、デジタルカメラ、充電器、ビニール袋、
ウェットティッシュ、ティッシュ、小さめのタオルとやや大きめのハンドタオル、
拭きとりタイプのメイク落とし、身体の汗や汚れをふき取るサラサラシート、
シリアルバーやエナジーバーを持っていきました。

運動用のTシャツ(半袖と長袖)とズボン、靴下を準備していきました。
神戸アウトドアの「富士山の持ち物」について説明があり、
乾きやすい素材の服装が良いと書いてあったので、
綿でない乾きやすいものを選びました。

また、5合目で購入したお茶のペットボトルは
水筒の代わりに使えると思ったので空になっても捨てずにそのまま持ち歩きました。

5合目まで車で来ていたのでそこで登山に必要な最低限の荷物とその他に分けて、
荷物は最小限に抑えるように考えました。
睡眠時に着用するようなパジャマなどは持参しませんでした。

化粧はドロドロになることは分かっていましたが、
日焼けさえしなければそれで良かったので
最低限の道具しか持っていきませんでした。

女性ならではの事情で工夫したことやメイクについて教えてください。

普段はかなりウォータプルーフ力が強い日焼け止めを使用していますが、
富士登山では十分に水が使えず、
しっかりメイクが落とせる環境が整っていないので、
拭き取りシートで簡単に落とせる日焼け止めクリームを下地に使いました。

登山当日の服装はどのようにしましたか?

初めて富士山に出かけた頃を思い出し、今回はきちんと準備しました。
服装は神戸アウトドアの富士山のページの写真や持ち物リストを参考にしました。

7合目を超えたあたりから少し肌寒くなったのと風が出てきたので、
レンタルした雨具と防寒着を着用しました。
雨具は防寒の具合がちょうど良くまた風が入ってこなかったので
かなり快適で持参して良かったと思いました。

山小屋についた時は風は少し落ち着いていたのですが、
雨具は着用したままでした。

山小屋の中は暖かかったので、雨具は脱いで、
長そでTシャツ1枚で過ごしました。

周りの人も似たようなTシャツやスポーツ用のTシャツを着ているようでした。
翌日出発する時は、とても寒かったので、
長そでTシャツを着て防寒着のフリースを着て、雨具を着てから出発しました。
持ってきたダウンジャケットも一応取り出しやすい場所へ入れておきました。

山頂でご来光を待っていた時は風が強く寒かったので、
持ってきたダウンジャケットも着用しました。

下山時はとりあえずそのままの服装で下山を始めました。
山を降りるに従ってだんだん暑くなってきたので順番に服を脱いでいき、
5合目に着いた時は半袖シャツとズボンでした。
持ってきたものは全てリュックの中に入れていました。



当日の天候の変化について教えてください。

登山開始時は風も雨も無く気温も30度を超えていて真夏日でした。

7合目を超えたあたりから風が出てきてだんだん肌寒くなりました。
山頂に着いた時は風が強くとても寒いと思いました。

気温はよく分かりませんが、フリースと雨具を着て
丁度寒さがしのげる位でした。

下山を始めると降りるにしたがってどんどん暑くなり、
5合目に到着した時はまた気温は30度を超えていました。

思い出話をお願いします!

1回目の登山は、準備不足と高山病で残念でしたが
断念してしまったものの7合目まで楽に登れたので気軽な気分で登り始めました。

実際、7合目まではおしゃべりを楽しむ余裕もあり楽しく登ることができました。

しかし、7合目を超えると急につらくなり、
7合目以降は想像していたよりかなり大変で辛いと思いました。

山小屋では知らない人とも気軽に話ができ、
またみなが親切で楽しく休憩をしたりおしゃべりを楽しむことができました。

ご来光はテレビで見るのとは全然違う、
想像以上の迫力に圧倒されました。

またとても神秘的でロマンチックで
とても思わず涙が出るくらい感動しました。

今回は会社の先輩と行きましたが、
次の機会は大切な人と一緒に登り感動を共有したいと思いました。



初めて富士登山に挑戦する登山初心者の方へアドバイスをお願いします。

富士山は3000メートルを超える山なので高山病にかかる危険性が伴います。

そのため、5合目で十分に時間を取り高度順応させると良いです。
また、途中で気分が悪くなったり、吐き気や頭痛がした時は高山病の前兆です。
高山病の症状が現れたら基本的に降りるしか対処の方法がなく、
無理に登山を続けることは決してお勧めしません。

高山病だと感じたら、気分が良くなる地点まで降りて
十分休憩することをお勧めします。

こういう場合に備えて、時間に余裕がある登山計画を立てるのが良いです。

また、荷物が多いとどうしても疲労がたまりやすいので、
荷物は最低限必要なものだけを持参すると良いです。

登山用の道具はレンタルもできるので、
購入する道具やレンタルする道具を今後も使用する予定があるのかどうか、
また価格なども考慮して決定すると良いと思います。